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訪問リハビリでの徒手療法

2016年8月8日

在宅では、疼痛・しびれを訴える患者さんや関節の拘縮を残している利用者さんが非常に多く、移動やトイレ、入浴などに影響の出ている方がたくさんおられます。

文献を調べてみても「痛み」「しびれ」「拘縮」などの改善に関する資料がありませんでした。これらの症状改善に貢献できるか不安がありましたが、「やってみて明らかにしたい」「患者・利用者さんによくなってほしい」「いい治療を提供したい」と思う気持ちから、データを取り学会で発表しようと思いつきました。

新しい方法の徒手療法を実施し、ストレッチなどの従来の運動療法を実施します。

その徒手療法とは私が30年前から鍛錬していた「関節運動学的アプローチ博田法」です。

結果はこの方法の効果で痛みが解消する人がたくさんおられ、拘縮も使わないより、使ったほうが改善率の高いことがわかりました。

またその結果を平成28年7月3日、日本関節運動学的アプローチ医学会理学・作業療法士会第17回学術集会 福岡で発表しました。

我々の活動は華やかな改善がなく、地道な活動ですが患者さんや利用者さんの役に立っていることを実感しました。

 

在宅では治療ベッドなどの設備がないところも多く効果をもっと出せたのではないかと反省することも多かったと思います。

技を鍛え、利用者、患者さんが在宅で自立した生活のできる助けにならなければならないと思う毎日です。

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